

先日8月5日に東福寺の塔頭寺院である即宗院(そくしゅういん)で樹木葬のセミナーを行いました。暑い中たくさんの方にお越しいただきありがとうございました。
どうやら京都の最高気温は36℃を越えていたようで、外から中に入り、そこで飲む冷たいお茶が美味しいのなんの。
当日来れなかった方、また樹木葬のセミナーってどんなの?と疑問に思われている方にざっくりと内容をお話します。

お寺で開催する珍しいセミナー
最近の京都の樹木葬で開催するセミナーはどこかのホールを借りてではなく、樹木葬地のあるお寺で行っています。普段は非公開のお寺なので本堂はもちろん、お庭などは見ることができないのですが、この時ばかりは、お寺の中を見ることができ、ご住職(今回は閑栖)の法話もあるので、お墓だけでなくお寺全体の雰囲気を感じることができます。
※閑栖とは隠居した禅寺の僧のこと。先代住職のこと。
お墓の形態から樹木葬の解説
セミナーの内容は単純に樹木葬だけのお話だけではなく、ライフスタイルの変化によって変わってきているお墓の形態。核家族化や少子化により、継承することが難しくなったお墓。そういったことから、樹木葬の種類を紹介したりします。
セミナー中は皆様熱心に話に耳を傾けて頂き、メモをしっかりと取っている受講者もいらっしゃいました。


庭を見つつ
セミナー後は休憩を挟み、京都市名庭に指定されたお庭を眺めつつ、お茶を飲んでゆっくりと。普段非公開のお寺で秋の紅葉のシーズンしか一般公開しない庭の夏バージョンは貴重です。閑栖に少し庭の紹介をしてもらいながら、暑い空の下の庭を楽しんで頂けたかと思います。
閑栖による法話
閑栖(かんせい)とは隠居した禅僧のことで、今の住職からすると先代になります。写真の通り、温和な雰囲気で楽しくお話されるので、セミナーで凝った頭と身体がほぐれたのではないでしょうか。
樹木葬地の見学
一番暑かった時間に外に出るのは内心嫌だったかもしれませんが、墓苑にはテントを用意してましたので、いつもより見やすい状態だったと思います。
セミナーで得た知識をもって、墓苑を見ると色々なことが見えてくるのか、要所要所で質問頂くことがありました。即宗院の樹木葬地は山の斜面を使った自然との一体感のある墓苑です。この夏の猛暑の中、植物は元気で青々としていましたね。この樹木葬地を見学して、今回のセミナーは終了となります。
セミナーと聞くと真面目な時間で、堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、どうぞお気軽にご参加ください。単純に樹木葬地を見学するだけでなく、お寺の雰囲気を見るには絶好の機会だと思います。
次回のセミナーが決まり次第また告知致しますので、今回来れなかった方、樹木葬を気になっている方はどうぞご参加ください。