樹木葬は普通のお墓と何が違うのでしょうか?普通のお墓とはまったく違うと認識したほうがいいのでしょうか?石のお墓では当たり前ですが、納骨する場所がわかるのか、名前はどこかに刻まれるのかを、京都の樹木葬を例に紹介します。

埋めた場所はわかるが、見えない?!


自然に還る樹木葬は、散骨のようなイメージも持たれているため、お骨は木の下や木の周りに納骨すると思う方がいます。なので納骨後は、その木のあたりに手を合わせると思う人もいます。故人がいるのはだいたいあの辺りだなと思うわけです。

石のお墓だと、カロートの下に骨壷(骨袋)を安置しているので、墓石に向かって手を合わせます。なので墓標である木に手を合わせるのは別におかしくありません。でも樹木葬でも納骨した場所がわかるようになっています。

納骨式風景 さらし木綿に入れたお骨を穴に入れる

納骨方法

まず墓苑は杉苔または小隈笹に覆われています。正確に分けられた区画に穴をあけ、さらし木綿に包まれたお骨を納骨し、穴を埋めて杉苔ないしは小隈笹をかぶせて元に戻します。最初は少しこんもりとしますが、時とともにならされ、ぱっとみてどこに埋めたのかわからなくなります。

自然を大切にという樹木葬の考えから、人工物などを極力置かないことから、墓苑も不自然になるような目印は置いていません。では、なぜ区画をしっかりと把握できるのでしょうか?

区画の石

石版を縦と横に

本HPで紹介している5ヶ所の樹木葬地では区画を碁盤の目のように正確に分けています。その目印として、墓苑の端には、数字やアルファベット、かな文字が振ってある石版を置いています。例えば【E-5】という区画であれば、縦列のEと横列の5が直線で交わる部分となっています。墓所によって変わりますが1区画20cm、もしくは25cmなので目視でもだいたいの位置を把握できます。

このように、故人が埋葬されている場所がわからなくなることはありません。見た目も野暮ったい目印はなく、自然の景観をそのままに自然との一体感を大切にした墓苑になっています。

石碑彫刻


 

建仁寺両足院樹木葬の墓苑

画像は建仁寺塔頭の両足院の樹木葬地ですが、右端にあるのが石碑となっています。お名前を刻むことができます。(今現在こちらの石碑は満杯となったため、墓苑側に新たに石碑を設けています。)

埋葬された方だけでなく、生前でご契約頂いた方のお名前も刻むことができます。生前の場合赤字で刻印しています。お名前と区画番号が刻まれることになるので、ご家族やご友人が墓参に来た時、この石碑を見て区画番号がわかるので手を合わせやすくなっています。

こちらの彫刻は契約完了後、年に数回ご案内しておりますが、希望者のみとなっています。