初めてのお墓探し【樹木葬案内日記更新】

2022/06/10

今週は雨予報も多かったので梅雨入りするかと思ってたのですが、西日本を飛び越えて関東甲信で梅雨入りが発表されました。九州から東海にかけては来週になるとか。沖縄が早くから梅雨入りしたのですが、結局関西は例年より遅い梅雨入りとなりそうです。長雨にならなければいいのですが。。。今月1日から建仁寺両足院で半夏生の庭園特別公開が始まっております。普段は非公開の拝観できないお寺ですが、この時期は本堂、書院、庭園などを拝観することができます。見学の際に少し見ることができる場合もございますので、この機会にぜひ見学にお越し下さい。そんな今週は5組12名の見学となりました。

両足院-半夏生
両足院-墓苑

特別拝観で知って


建仁寺京都府在住 母親用

娘さん1人で見学。昨年亡くなられたお母様用として検討。たまたま半夏生の庭園特別拝観に来ており、樹木葬のパンフレットを見たので、当日の見学申込み。京都には住んでいるが、元々は滋賀出身。お母様も京都が好きでよく一緒に食事をしたり、観光を楽しんだ思い出があると。両足院の半夏生も一緒に見に来た思い出があり、この2年は来れなかったので久しぶりに見に来たとのこと。ご両親は離別されており、父とは長い間会っていないとのことで、今回母が亡くなったことも知らないだろうと。亡くなってすぐお墓をどうするかというのも悩んだが、知人に急いで決めなくてもいいんじゃないと言ってもらえて、自宅に骨壷で安置している。お墓を建てても自分が生きてる間は見ていけるが、お子さんはいらっしゃらないとのことで、維持などを考えると樹木葬のような永代供養のお墓がいいのだろうとは漠然と考えていたとのこと。葬儀社さんで紹介されたお墓の情報や、インターネットでも少し調べたりもしたが、決めれないままこの夏で1周忌となる。ちょうど1周忌が近いことと、母と来た半夏生の庭園とが重なり、母がここに導いてくれたのかと思うとのことで、場所決めをしていかれました。

正覚庵-庭
正覚庵-墓苑

消去法で樹木葬


東福寺京都府在住 夫婦用

母と娘の2人で見学。夫婦用で検討している。ご主人が最近亡くなられたご様子。まだ50代で、奥様の両親もご存命なので今回初めてお墓を探されているとのこと。ご主人は次男なので実家のお墓には入れないというのは聞いていたが、突然のことだったので全く考えていなかった。娘一人なので、負担はかけたくないと思い、お墓を建てるよりは永代供養でと思いネットで色々検索して探しているとのこと。よく沖縄に旅行に行ったりしていたので、海への散骨なんかも考えたが、やはり撒いてしまうと参る場所がないのは寂しいとの思いがあり断念。樹木葬がいいというわけでもないようだが、最初から永代供養墓で合祀されるのも抵抗があるようで、候補を絞っていくと樹木葬になった様子。東福寺には夫婦では何度か来たことがあるが、娘さんは初めて。娘さんは結婚して大阪に住んでいるが、京阪沿線なので便利ではあると。建仁寺は町中すぎるのがちょっととお母様の意向で東福寺の見学に。ちょうど雨があがったところだったので、お庭の雰囲気や墓苑の景観も大変気に入っていただけました。システムも遺族の負担が少ないところがいいと、全体的に気に入っていただけご様子。他の樹木葬も何件が見ており、この後も見学の予約が入っているので、色々見てから検討するが、今まで見た中では一番良かったとの高評価でした。

京都の樹木葬の案内人より


 

一生のうち、お墓を探す機会ってそんなに多くはないと思います。ご自身の両親、配偶者の両親、配偶者、自分自身の生前用が一般的だと思います。それも、代々のお墓があったりすると、そもそも探す機会もない方も多くいらっしゃいます。また、亡くなる方がいて初めて探すという方も多いかと思います。故人が事前に準備していたり、意志を示してくれているとまだ進めやすいのですが、何も話していないと大変です。ご遺族は、故人のことも考えつつ、自分や自分の家族(子供や孫)のことも考えながら、どういうお墓にするかというのを考えなくてはいけません。お葬儀や死後の手続きなど煩雑な中で、お墓のこともとなると負担は大きくなる可能性があります。できるだけ、ご遺族の負担を少なくするには、生前に準備をするもしくは生前に希望を伝えておくことが大切です。年々生前でご準備される方は増えています。まだ早いと思われる方でも、一度見学だけでもしてみてはいかがでしょうか。

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