それぞれの考え【樹木葬案内日記更新】

2023/04/07

先週末の4月2日(日)に建仁寺両足院と大徳寺正受院にて合同供養祭が営まれました。京都の樹木葬のお寺では、年に2回、春と秋に合同供養祭を開催しております。お彼岸が3月、9月にありますが、少しずらして4月初旬と10月初旬に行われることが多いです。今年の春は桜の開花が早かったので2日はギリギリ残っていましたが、今週末東福寺正覚庵での供養祭はもう散ってしまっていますね。でも、モミジの葉が青々とし始めてきたので、美しいお庭の景色が楽しめると思います。そんな今週は、7組16名の見学となりました。

両足院ー欅
両足院ー墓苑

母の思いと息子の思い


両足院京都府在住 夫婦用

お母様と息子さんの2名で見学。息子さんは2人で、長男は大阪に。次男は東京に住んでおり本日の見学は次男さん。お母様は3月に開催した両足院のセミナーに参加されていたが、この時は1人だったので足が悪くとても墓苑まで歩けないと思い見学はされなかった。今日は両足院まで次男さんが一緒に来てくれたのでなんとか墓苑までたどり着けた。ご主人も健在だが施設に入っているとのこと。システムがとても分かりやすく簡潔で、旅行ついでにお参りもできる立地であること、また建仁寺さんという安心感からお母様は大変気に入っていただけた様子。しかし、長男さんは石のお墓を希望してるとのこと。次男さんは母親の意見を尊重しているので、今回見学に来られたが、長男さんの賛成を得てからになるのですぐには決めれないとのことでした。

正覚庵ー庭
両足院ー墓苑

主導権は女性?


正覚庵・両足院広島県在住 夫婦用

夫婦でご見学。自分たち夫婦用もしくは奥様一人用で検討。数年前の朝日新聞の記事を見て資料請求をされた方で、旅行を兼ねてようやく見学に。息子さんは東京に、娘さんは海外に在住で、ご夫婦もそれぞれ出身はばらばらで広島にお墓を建てるつもりはないとのこと。京都だと、旅行で行くこともあるし、子供も来やすいだろうと思って。ご主人はお墓はいらない、その辺に撒いてもらえればという考えのようで、奥様はやはり墓標となるような場所は欲しいとお考え。ご主人は今回の見学は仕方なくといった感じの付き添いの様子。奥様は夫婦用として考えているようだが、ご主人は奥様一人用でもいいとお考えの様子。子供たちのことを考えると夫婦一緒のお墓の方がお参りも負担が少ないしと説得しつつも、奥様も一人用でもいいかなと。しかしながら、お寺の景観や墓苑の雰囲気、負担の少ないシステムなど説明を受け、まぁ樹木葬もいいかもねと少し前向きに。どちらのお寺もそれぞれの良さがあって迷うが、どちらかで決めて夫婦用にするか一人用にするかも相談して連絡しますとのことでした。

京都の樹木葬の案内人より


 

冒頭でもご案内した合同供養祭。参加される方は、すでにご納骨がお済みのご遺族の方が中心となりますが、生前で参加される方も多くいらっしゃいます。京都の樹木葬では、契約されている方の約80%が生前契約となっております。そのため、契約して初めての供養祭に、どんな感じで行われてるのか確かめに来られる方や、年に2回久しぶりに会う顔を楽しみに毎回参加される方も多くいらっしゃいます。生前の集いの場としてご利用され、そこで仲良くなられる方を墓友(はかとも)と呼んでいます。もちろん参加は自由です。コロナ禍で参列中止や縮小しての開催もありましたが、少しずつ元に戻りつつあります。ご契約前に供養祭の様子を見たい方は見学も可能ですので、お問い合わせ下さい。

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