樹木葬セミナーアンケートから読み取る参加者の傾向
2019/08/07今年も様々なイベンターが主催のセミナーから京都の樹木葬が主催のセミナーまで数々のセミナーに参加・実施してきましたが、毎回必ずセミナー後に簡単なアンケート記入をお願いしております。開催時期や地域によってやはりアンケート結果に違いは出るものですが、概ね似た傾向が出る内容もあります。
今回はそんなアンケートからセミナー参加者の意識調査を解読していきます。
お墓を選ぶ基準?
今回注目したいアンケート項目は「お墓を検討する際の優先順位」。
1位から5位までで11項目から順位を選択してもらい1位は5P、2位4P…5位が1Pとポイント制にして選んでもらいました。その結果が下記の画像です。
子供に負担をかけない
上図は3/13に実施した建仁寺両足院での「京都まちなか樹木葬セミナー」の際のアンケートです。
直近4回のセミナー参加者合計は141名。そのうちアンケート回答者は114名でした。
その結果を合計すると、お墓を検討する際の優先順位1位は・・・合計362ポイントで『子供に負担をかけない』でした。なんと59名が優先順位1位に選んでいます。
現実的な選択肢も
ちなみにそれ以下の順位は次の通りです。
2位 213P『立地』
3位 209P『お墓の跡取りが不要』
4位 186P『自然に還る』
5位 154P『金額』
1位とは随分差がつきましたが2位に『立地』が入りました。やはりお墓がどこにあるかという現実的な問題は重要視されているようです。そして『お墓の跡取りが不要』『自然に還る』と続きます。継承を前提としないお墓、そして自然への回帰志向。この辺りは樹木葬セミナーにお越しいただいている特長かもしれませんね。
お墓に対しての考え方は変わりゆく
セミナーを実施していて年々感じることですが、お墓への意識が大きく変わってきています。核家族化が進み、少子化・未婚率・離婚率が高まり、誰がお墓を継承し見ていくのかという問題がクローズアップされ、不安を抱える方が増えているのが実情です。そんな中、継承を前提としないお墓として「樹木葬」や「散骨」、「永代供養墓」「手元供養」と様々な新しいお墓のカタチが増えています。お墓は自分で見て自分で選んで選択する時代が来ています。
今後もセミナーを実施していきますので是非ご参加ください。お墓の歴史・現在・未来と紐解いて今の時代に合った選択ができるよう、また様々なお墓の悩みが解決できるようお話させていただきます。
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