樹木葬と成年後見制度で安心した終活を送るために知っておくこと
2019/09/18終活という言葉がでて久しいですが、エンディングノートを書いたり、死後の行き先を生前に決めておくといったことが珍しいことではなくなってきました。
ただどうせやるなら、後悔のない納得のいく終活をしたいと思うのが普通だと思います。自分の眠る地は樹木葬だ!と生前に決めておくのも終活ですし、一部は手元供養に!など、さらに成年後見制度も知っておいたら役に経つかもしれません。
成年後見制度とは
まず読み方ですが成年後見制度は「せいねんこうけんせいど」と読みます。つまりは成年を後見する制度のことです。そうです、文字からはまったく中身が想像できない制度です。
終活を始めている方はもしかしたらすでに知っているかもしれません。
人は亡くなる理由は残念ながら怪我や病気であったり、その他の理由などがあり、ぜったいに死の直前まで元気いっぱいというわけではありません。
特に樹木葬を選ぶ方は、「継承をしないでいいお墓」など子供がいなくても安心ということを希望されており、単身の方も多くいらっしゃいます。そういう方が、突然の事故、もしかしたら認知症を患い自分の意思が伝えられなくなることがあるかもしれません。
そういった場合の人を保護・支援する制度です。大きくはさらに2つに分かれます。
任意後見制度と法定後見制度
あくまでこの後見制度は生きている自分を保護、守る制度です。
認知症などにより、判断能力がなくなり、支援が必要な人が対象となるのが、「法定後見制度」、元気なうちに
死後のことを自分で決めておく「任意後見制度」があります。
お墓だけでなく、財産の分割など様々なことの決定権、代理権を与える契約を公正証書で結ぶことになります。家族や友人だけでなく、弁護士などに頼むこともできますが、費用が発生する場合があります。
樹木葬では、生前に契約することができますが、病気なのにより、現地を見ることが難しい等の場合、任意後見制度で、本人に代わって契約をされる方もいらっしゃいます。
しかし上記に書いてある通り、生きている自分を守り制度ですので、自分の死後、お骨持って行く人が必要になります。これを助けてくれるのが、死後事務委任契約というものです。京都の樹木葬では証人を立てて貰うのですが、単身の場合、証人がどうしてもいないことがあります。こういう場合にこの死後事務委任契約を結んでいるとスムーズになります。
死後の財産管理など事務処理だけでなく、任意後見人が本人に関する事務を代行してくれますので納骨までしてくれます。
安心した終活を送るためには事前の準備が大切となります。
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