東福寺正覚庵の本堂修復落慶法要
2021/10/25昨日10月24日に東福寺正覚庵にて本堂修復落慶法要が営まれました。
今年の1月から始まった修復工事。10月に完成を迎え、落慶記念式典も考えられてたようですが、緊急事態宣言があけ、人の賑わいも少し出てきているものの、大勢を集めての式はまだ時期尚早ということで、関係者のみ小規模で粛々と行われました。記念式典は来春に開かれるようです。
少し肌寒い本堂内に、原田融道管長猊下の読経が響き渡り、列席されているご住職の迫力ある読経を拝聴することができました。
本堂は旧白洲屋敷!?
正覚庵の本堂は、綿花貿易で財を成した白洲文平(ぶんぺい)の兵庫県伊丹市内にあった白洲屋敷の一部が移築されたものです。昭和40年代後半に、縁あって正覚庵に寄進されてきたとか。文平は建築道楽としても知られ、4万坪の敷地を持っていた白洲邸は贅と粋を凝らした文平好みの屋敷の集大成として建築されたものでした。往時は、息子の白洲次郎と妻の白洲正子も住んでいたとされる貴重な建築物です。
特別拝観
そんな正覚庵の本堂ですが、今月末より秋の特別拝観が実施されます。
日程:10月30日(土)から11月14日(日)まで
時間:9時から16時まで
拝観料:1,000円
拝観中は記念の御朱印などもご準備されてるとか。
普段は非公開のお寺で拝観できる機会はめったにないので、ぜひこの機会に来てみては。
樹木葬の見学では本堂内に入ることはありませんが、樹木葬地からも望むことができる白洲屋敷。樹木葬の見学と併せて、特別拝観を見学されるのもいいかもしれません。現地個別見学は事前予約制となっておりますので、下記よりお申し込みください。
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