樹木葬の合同法要祭が行われました。台風明けの良い天気の中の正覚庵にて
2019/10/17朝晩涼しくなってきて、日中過ごしやすくなってきた季節がやってきました。10月は本サイトでご紹介している樹木葬の合同法要祭が行われる時期です。
先日10月13日に東福寺は正覚庵の樹木葬地"法洲苑"に秋の合同法要祭が執り行われました。この日の前日は、史上最大級とも言われる台風19号が日本を襲いました。
連日、台風による被害のニュースが流れており、被災された方、地域の一日でも早い復興を願います。ここ京都でも鴨川沿いで倒木があり一時通行止めがあったようですが、13日には穏やかになり、気持ちのいい日になっておりました。
法要祭(供養祭)は樹木葬の年2回行われる行事で、遠方からもたくさんの方がいらっしゃいます。墓前での法要から、ご住職による法話や茶話会と続きますが、正覚庵だけは他とは違う催しがあります。ではご紹介いたします。
墓苑と法要の様子
樹木葬地は、自然との一体感のあるお墓なので、台風の影響が心配だったのですが、ご住職が早朝から掃除をして頂いていたようで、何事もなかったような、綺麗な墓苑でした。
炎天下の夏と違い、杉苔も活き活きしているようで、美しい緑でした。
正覚庵の樹木葬地は、昨年開苑したばかりなので、今回で法要祭は3回目となりますが、徐々に人数が増えてきて、今回は40名を超える方にご参列頂きました。
いつも通り、墓前での読経に、焼香、献花、集合写真と滞りなく進みました。
法話とカラータイプ診断
墓前での法要の後は、正覚庵の書院に戻り、住職による法話です。今回はまったく知らない方にもわかりやすい"仏教について"です。今更聞けない仏教の入門編のようなお話でした。
難しい話ではなく、非常にわかりやすかったです。せっかくお寺との縁ができたのだから、こういった話をもっと聞きたいと思ったのは私だけでしょうか?
続きまして、カラータイプ診断です。以前紹介した「東福寺塔頭正覚庵で「ココロとカラダ癒しラブラボ」イベント開催」でセミナーを行った知子さんを招いて、カラー診断を行いました。
スタッフも参加させていただき、自分自身の傾向、性格などを読み解いてもらいました。これまた難しいことではなく、手軽にできるので、友人にも紹介したりできますね。
正覚庵は、お寺との縁を供養だけではなく、様々なジャンルの繋がりを大切にしております。もちろん強制ではありませんので、法要だけのご参加の方もいらっしゃいます。これからも色々な試みがあると思いますので、興味がある方はぜひご参加ください。
後宮の宴
これまた新しい試みです。京都の由緒あるお寺で京都を感じる雅な時間を過ごしたい、風流を味わいたいという声もあり、京都の地酒を頂きながらの宴席を設けさせていただきました。
精進料理 矢尾治
お料理は創業200年の仕出し屋さん、矢尾治(やおじ)さん、お酒は唎酒師(ききさけし)の奥村さんにご用意いただきました。私はあいにく、この後所要で車の運転がありましたので飲めませんでした...無念
お酒は強くないのですが、日本酒は好きなので喉を鳴らしながらみていましたが、香りが漂っており、料理と相まって贅沢な時間だなあと思って見つめておりました。
雅な時間
この日は大切な故人を想い、偲ぶ日ですが、この「後宮の宴」は非常にいい時間を過ごされたのではないでしょうか?
綺麗なお庭を愛でながら、広い空間で、お酒を味わいながら、ゆったりと時間を過ごす。お寺との縁、墓友の広がりがより深まればと思います。
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