今年も墓じまいが主流【樹木葬案内日記更新】

2023/01/20

先週、暖かい日が続けばいいですねと書いたところでしたが、一転今週末から冷え込む地域が多く、今季最強寒波が襲来するとか。ちょうど今日20日は二十四節気の「大寒」です。最も寒さがつのる日ということですが、その通りとなりそうです。週明けは「10年に一度の寒さ」で、記録的な大雪の可能性もあるそうです。昨年もそんなことを言っていた気もしますが、ここ数年「○○年に一度の」や「記録的な○○」という言葉が頻繁に使われます。実際にその通りにならないこともありますが、やはり気を付けるに越したことはないです。京都でも週明けは雪予報。最低気温もマイナスとなりそうなので、交通障害等にも気を付けたいですね。そんな今週は5組10名の見学となりました。

東福寺-法堂
正覚庵-庭

墓じまいも一緒に


正覚庵京都府在住 夫婦用

ご夫婦で見学。夫婦用として検討。ご主人は石川県、奥さんは滋賀県の出身で京都に住んで40年。娘さんが2人関東に住んでいるが、娘しかいないのでお墓を建ててもいずれ見れなくなるので永代供養で自然に還れるのがいいねとなり樹木葬を探し始めたとか。ご主人の代々のお墓は石川県にあるが、そちらは墓じまいする予定。いまのお寺さんには永代供養墓がないので墓じまい後の行き先をどうしようか悩んでいるとのこと。正覚庵では、樹木葬をご契約いただいた方は縁者として、墓じまい後のご遺骨を最初から正覚庵にある総墓(合祀墓)に納めることができるとご案内。それは助かると大変喜ばれ、現状の確認と細かい内容の説明。お寺の環境や墓苑の雰囲気もすごく気に入っていただけ、また年会費のシステムなど遺族への負担が少ないことも大変満足されていました。自分たちは京都が良いと思っているが、娘たちは関東に住んでいるので最終確認だけはして決める方向で進めますとのことでした。

正受院-山門
正受院-墓苑

母の納骨に合わせて


正受院東京都在住 両親用

ご夫婦で見学。奥様の両親用として検討。奥様のお母様が昨年お亡くなりに。お父様のお墓はご両親が最後に住んでいた千葉にあるが、お母様は元々京都出身でお墓は京都で自然に還してほしいとお話されていたそう。ご夫婦も数年内に京都に引っ越しを考えているそうで、それだったら父のお墓も改葬し京都で母と一緒がいいだろうと検討中。京都で樹木葬を調べて、大徳寺に樹木葬があることを知り、母は生前お茶を嗜んでおり京都によく行っていたことを思い出し、大徳寺がいいだろうと思って見学に。ご夫婦も住むなら少し静かな北区辺りがいいのではと考えていたそう。墓じまいの手続きはまだ何も進めていないのでこれからだが、全く知識がないので教えてほしいとのこと。樹木葬のご案内とともに、墓じまいに関しても分かる範囲での現状をお聞きし進め方をご説明。ご両親の分とあわせて自分たちも申し込もうか検討。娘も神戸に住んでいるので、娘とも相談し連絡しますとのことでした。

京都の樹木葬の案内人より


 

昨年同様、今年も新年早々から墓じまいのご相談が多数ございます。年々増えておりますが、トラブルも多いとか。菩提寺であるお寺を離檀することでのトラブルがよく聞かれますが、親族間でのトラブルも多いようです。法律上、お墓などの「祭祀財産」は継承者をひとりと定めているので、墓主(お墓を継承した者)は、法律上では独断で墓じまいを進めることができます。しかしながら、親族に相談なくお墓じまいをする、あるいは場所を移すなどすると、「お参りする場所がなくなった」や親族によっては「遠くなった」とトラブルに。また、継承者以上にそのお墓を維持管理してきた親族がいる場合も。いずれも、事前に相談すれば解決することも多いと思いますので、まずは親族間での意思の疎通を図ることが大事だと思います。

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