樹木葬やお墓を購入するというのはどういうこと?

2019/09/10

何かを購入するというのは、手元に残ることや、サービスという体感するものなのか、色々ありますが、お墓の購入、樹木葬の購入というのは、どういうことなのでしょうか?

お墓は購入?


お墓の広告を見たことありますか?石のお墓に価格が書いてあるような広告です。「1聖地○○○万円!」みたいな感じです。なのでお墓というものはモノを買うようなイメージです。

しかし実際は少し違います。従来の石のお墓でいうと、購入金額には「永代使用料」と「墓石代」が含まれています。墓石代はわかりやすいので先に説明すると、墓石というモノの代金です。これに工事費も含まれたものが墓石代です。

では「永代使用料」は何でしょうか。これはその墓地区画を使用する権利となります。使用する権利なので所有ではありません。

なのでお墓を購入しても、土地は例えばお寺のもので、墓石が自分のものということになります。借地に家を建てた状態です。管理費を払うこともありますし、その土地を返すからといって、お金は戻りません。

なのでお墓の購入というのは、権利と、墓石を得るということになります。

樹木葬の購入とは


では樹木葬の購入とはどういうことを指すのでしょうか。京都の樹木葬を例にとってご説明致します。樹木葬と言いつつも墓石を作る墓苑もあるようですが、京都の樹木葬では墓石というのはありません。なので購入に際して墓石代というのは一切掛かりません。

掛かるのは墓地使用料になります。

一区画に2霊まで納骨することができるのですが、その区画の利用料になります。ただ利用するだけではなく、永代供養が付きます。間違いやすいですが、上記の永代使用料ではなく永代供養付きの墓地使用料です。

なので樹木葬の購入というのは、永代供養付きの墓地を使用できる権利となります。掛かる費用はその他に、納骨するための作業代や、石碑に彫刻(任意)するための料金だったりしますが、大半を締めるのがこの墓地使用料になります。

石のお墓と同じように、土地を購入するのではなく墓地区画を利用する権利となりますので、樹木葬の場合も、契約したが生前に気が変わって、誰かと売買するということはできません。ご注意ください。

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