樹木葬の契約者はグローバル化が進んでる?

2019/09/04

樹木葬を希望される方は年々増えています。その証拠に、一般のお墓は「墓じまい」といって減少している傾向にあるのですが、樹木葬は関東を中心にどんどん増えております。それは需要があってのことだと思います。

そんな中、京都の樹木葬では海外在住の方の契約者も増えつつあるのです。

海外へ転勤?国際結婚?


今や日本の就業者の87%がサラリーマン。自営で定住している割合はごく少数で、大多数が引越しや転勤を経験していると思われます。転勤先は日本国内に限らず海外という場合も。

今まで、樹木葬を契約したのちに海外転勤があり海外在住になったという方は多数いらっしゃったのですが、最近は国際結婚をされて海外に住んでいる方が、帰国時に見学に来られてご契約されることも増えてきました。だいたい、妻は日本人で夫が外国籍という方が多いのですが、妻の1人用やご夫婦2人用で契約される方もいます。

インターネットで海外からでもアクセスできるので、海外在住でも情報収集はできるようですね。

禅=ZEN


京都の樹木葬があるお寺はいまのところ全て臨済宗つまり禅宗のお寺です(京都の樹木葬の特徴を参照)。「禅」という言葉はいまや海外にも浸透しており、Googleなどに代表されるシリコンバレーの多くの企業では、禅の要素を取り入れたプログラムが実施されていたり、アップル創業者であるスティーブ・ジョブズも禅に傾倒したと言われています。

「禅」を学びたいという外国人の方は多く、各国の禅道場や禅のコミュニティなどで学ぶこともできるようです。中には、日本に留学して学びたいという方も数多くいるようです。そんな夢を持ちながらも志し半ばで病に侵され留学できなかった方が京都の樹木葬で埋葬されるというケースも実際にございました。

海外でも広がる樹木葬


自然葬の一つ樹木葬が日本では広まってきていますが、海外に目を向けるとどうなんでしょうか。その辺りはまた別記事で詳しくお伝えします。

アメリカやヨーロッパでは土葬が中心でした。最近では火葬率も高まっているようで、散骨をしたりイギリスでは樹木葬も増えているようです。アメリカでは宗教上の理由(キリスト教では死者の復活が信じられている)により土葬が多かったわけですが、近年では自然環境に配慮した葬送の方法が増えつつあるようです。国によっては国家主導で樹木葬を推奨しているとか。

人は死んだら大自然の循環に戻る。禅の死生観と一致する樹木葬。禅を学び、日本の禅宗寺院で眠る。海外からのそんな希望者も増えてくるかもしれないですね。

 

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