白洲ファンが好む場所【樹木葬案内日記更新】
2022/07/08今週は台風の影響もあり、各地で大雨のところも多かったようです。京都でも雨は降っていましたが、台風は接近してこなかったので週半ばからは再び猛暑です。向こう一週間、気温は35℃前後の日が多いようなので、熱中症対策は必須です。日中、少し小雨がぱらついてくれると涼を感じれますし、苔もキラキラと美しくなります。梅雨期間に全然雨が降らなかったので、先週末からの雨は草木にとって恵みの雨となったのではないでしょうか。そんな今週は6組10名の見学となりました。
樹木葬を希望していて
父と娘さん2人で見学。両親用として検討。元々京都に住んでいたそうで、娘2人は結婚して東京へ。もう1人の娘さんが滋賀に住んでおり、ご両親も滋賀に住むように。お母様が1ヶ月ほど前に亡くなられて、49日もまだ済んでいないとのこと。お母様が生前に樹木葬がいいと言っていたそうで、お父様がネットで検索して調べ、子供たちと一緒にいろんな墓苑を見て回っているとのこと。お母様は白洲次郎が大好きだったとのことで、旧白洲屋敷があるというご縁や、趣味で習字をされていたご様子で、筆の寺としても有名な正覚庵には何かしらのご縁を感じていらっしゃるようでした。お父様も墓苑やお庭を見て回り、雨景色の木々や苔が綺麗だとおっしゃられ気に入っていただけているようでした。すぐに返事はできないかもしれないが検討してまた連絡しますとのことでした。
見学した樹木葬地
京都が好きで
女性お一人で見学。ご自身用として検討とのこと。京都には毎年旅行で来てるようで、コロナ禍で2年近く来れてなかったので、今年は3回目だとか。息子さんが一人いらっしゃるとのこと。普段からよく出掛けるほうでよく歩いてるので足腰は強い方だが、それでも年と共に弱ってきて、最近はちょっと段数の多い神社仏閣の階段を上り下りするのが苦に感じるようになってきたそう。正覚庵も、少し傾斜のある道だが、これぐらいは全然平気と墓苑までの道は苦にならない様子。東福寺は紅葉を見に何度も来ているが、正覚庵は知らなかった。案内中に旧白洲屋敷が本堂として使われている話をすると、大変興味深く聞いておられ、よくよく聞くと白洲正子が好きで、武相荘や著書に記されている古寺を巡礼して周っているとか。特別拝観は秋にすることが多いので、実際の拝観は秋にまた来たいが、樹木葬を探していてこんなご縁に巡り合うとはと喜んでおられました。墓苑の東側から五輪の塔、白洲屋敷が見え、その横に京都の街並みが少し見える景観を大変気に入っておられました。
見学された樹木葬地
京都の樹木葬の案内人より
東福寺正覚庵には白洲次郎の父、文平さんが綿貿易で財を成した際に建てられた、白洲屋敷と呼ばれるたいへん豪勢な屋敷の一部が移築されてきて、いまなお旧白洲屋敷として残っております。不定期ではありますが、紅葉の時期に特別公開をすることもあり、建築関係に精通している方からは感嘆のため息が漏れ、白洲次郎、正子のファンも多く訪れる場所です。もちろん、普段は非公開のお寺なので立ち入り禁はじられています。樹木葬の見学の際も、旧白洲屋敷の中は拝観できませんが、外観や窓越しに見ることはできます。外から見るだけでも一見の価値はあります。樹木葬の見学は事前予約制となっております。土日は混むことが多いので、お早めにご予約をお願い致します。
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