樹木葬って【樹木葬案内日記更新】

2023/05/05

ゴールデンウィークも終盤。当初は4日辺りから天気が悪くなる予報でしたが、今日まではお天気に。明日以降崩れるようですね。連休中お出かけする方は多かったと思うのですが、京都市内はそんなに混雑している感じはなかったように思えます。高速道路や京都駅は混雑してるようですが、町中が大渋滞で車が動かないということはありませんでした。案内で伺うお寺も、それほど人で溢れてる感じはなかったので各地に分散しているのかなといった感じです。まだあと2日ありますが、とにかく暑かったという印象です。季節は一気に春から夏へ変わった1週間でした。そんな今週は9組20名の見学となりました。

何も残さないのがいい


正受院京都府在住 夫婦用

お母様と娘さん2人の3人で見学。夫婦用として検討。お母様は京都在住。娘さんは東京と大阪に住んでおり、G.Wで帰省しているので見学に。ご主人が昨年亡くなっており、1周忌が近いのでそろそろと思い探しているとか。京都でいくつか樹木葬を見て回っており、大徳寺はお母様の自宅からわりと近いのでお参りに行きやすいし大徳寺という安心感があるということで見てみようとなったとのこと。雰囲気はすごく気に入っていただけたようだが、お母様は墓苑に何か墓標のようなものがあったほうがいいのではとお考えの様子。娘さん2人が、それだと樹木葬の意味がないし、自然に還して何も残さないのがいいとおっしゃられて、お母様も納得されていました。区画の候補をいくつか決めて、親戚にも最終相談はするが早めに決めて納骨の日程も進めていきたいとのことでした。

両足院-前庭
両足院-墓苑

石を置かない樹木葬


両足院東京都在住 夫婦用

ご夫婦で見学。夫婦用として検討。ご夫婦ともに京都出身で京都に家もあるが、普段は東京で生活をしている。娘さんは北海道に、息子さんは海外含め転勤が多いので墓石のお墓を建ててとは考えていない。樹木葬を東京でも何か所か見たが、全て石のプレートを置いたようなもので、思っているのと違って契約には至っておらず。東京じゃなくてもいいかと思うようになり、京都で探してみると京都の有名なお寺で石を置かない樹木葬があると知り今回の見学に。両足院には2度ほど特別拝観で来られたことがあるそう。京都の家は大徳寺の方が近く、大徳寺も見学する予定だったがやはり町中の方がアクセスや食事に行ったりなど便利だと建仁寺のみの見学に。墓苑の銀杏と欅の木に囲まれた雰囲気も大変気に入っていただけたようで、区画をどうするかだけ考えて連絡しますとのことでした。

京都の樹木葬の案内人より


 

この数年間で全国の樹木葬地は急増しています。特に都内では、今まであった墓地の空きスペースを有効活用した庭園型の樹木葬が増えているようです。樹木葬といってもお墓なので基本的にお墓のことは石材店が絡んでいることが多く、石のプレートを置くタイプや墓石そのもので周りにお花があるだけのような樹木葬も少なくないとか。樹木葬協会というものはなく、樹木葬はこの様式じゃないと許可しませんというルールもないため、多種多様な樹木葬が乱立しているようです。現在ある樹木葬のスタンダードはプレートを置くようなタイプだと認識されている方も多いと思います。京都の樹木葬のような、土に直接埋葬するような樹木葬は少数派のようですが、希望される方は多くいらっしゃると思います。そのような方にどう情報を届けていけるか。これまでにも、「もっと早く知っていれば私も」なんて声も多く聞こえてきました。知ってもらうために様々な方法を模索中です。

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