紅葉の寺【樹木葬案内日記更新】
2022/11/25まだまだ日中は20℃近くまで上がる日が多いのですが、朝晩は冷え込みます。紅葉もピークを迎え、平日でも観光客で溢れかえるところも多くなっています。11月23日勤労感謝の日はあいにくの雨。先の記事で紹介しましたが、東福寺正覚庵では筆供養が行われました。メイン行事の筆神輿の練り歩きと、境内での筆の護摩焚きの時間帯だけ雨があがってくれました。これまで、正覚庵の筆供養の歴史上、雨が降ったことはないとのことで、今年も例外なくその時間帯だけ雨があがるという奇跡を垣間見た1日となりました。そんな今週は7組14名の見学となりました。
紅葉の思い出
女性お一人で見学。昨年亡くなられたご主人とご自身の夫婦用として検討。奥様は滋賀出身。ご主人は関東の生まれでずっと関東だったが、京都が好きで毎年お二人で旅行に来ていた。娘さんが嫁いで兵庫県にいるので、桜の季節や紅葉の季節に娘夫婦と何度も京都観光を楽しまれたそう。昨年の秋も東福寺に来ており、その時は全然元気だったが年末に突然。昨年は外国の方もほとんどいなかったので、久しぶりの通天橋でとても喜んでおられたとのこと。その際に、東福寺に樹木葬があるというのを知り、なにかあったらここがいいねと話していたとか。実際に墓苑を見学し、自然に囲まれた雰囲気や、お寺の景観も大変気に入っていただけた様子。昨年は筆供養も少し見学されたとのことで、今年は雨の予報だけどまた見に来るつもりとのこと。今週はずっと関西にいるので、娘さんとも話をして、場合によっては娘さんともう一度見学に来させてもらうかもとのことでした。
見学した樹木葬地
学生の頃
女性お一人で見学。ご自身一人用として検討。ご両親が京都出身でお墓も京都にあるが、そこは墓じまいを予定している。ご主人は兵庫県の山奥に家墓があり、そこに入るつもりだが奥様は入りたくないということで樹木葬を検討されている。ご主人も納得しておられるようで、お子さんがいらっしゃらず、最期はそれぞれの故郷に戻るとのこと。定期的に会ったりはしているが、お互い納得済みで別居しているとのこと。学生の頃に東福寺近くに通っていたそうで、この辺はよくご存じのようでした。昔はこんなに人が来ることはなかったので、モミジも好きに見ることができたけど、コロナ前に来たときは人が多すぎて驚いたそうです。正覚庵のモミジのお庭もすごく気に入っていただけた様子。昔から何度も通ったことがあるけど、中の様子は全然知らなかったとのことで、非公開で誰も拝観で入ってこない特別感も良いとお喜びに。証人をご主人にお願いするか、法定の代理人等にお願いするか検討してまた連絡しますとのことでした。
見学された樹木葬地
京都の樹木葬の案内人より
今週末のお天気は晴れ予報。2週連続日曜は雨だったので、今週末は観光で来られる方も多いのではないでしょうか。紅葉も各地でピークを迎えていますが、まだ色付き始めのところもあるようですね。例年、この時期は紅葉を楽しみに樹木葬の見学に来られる方も多くいらっしゃいます。それぞれに思い出があったり、穴場の情報があったりと、ただ樹木葬の紹介をマニュアル的に案内するだけではなく、京都やお寺についてもお話させていただくこともございます。京都以外から見学に来られる方も多くいらっしゃいますし、京都の方でも知らないお寺の歴史などもあるかと思います。もちろん、そんな話はいらないという方もいらっしゃると思いますので、できるだけ空気を読みますが、不要な時はお伝えいただければ幸いです。
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