樹木葬の費用、なぜこんなに差があるの?
2025/07/03
「お墓は高いもの」と思っていたけれど、「樹木葬なら負担が少なく済みそう」と関心を持たれる方は多くいらっしゃいます。ところが実際に調べてみると、費用は10万円以下から100万円以上と、幅の広さに驚かれる方も少なくありません。
「思ったより高い…」
「この価格差は何が違うの?」
そんな疑問にお応えするため、今回は「樹木葬の費用に幅がある理由」について、わかりやすくお話ししていきます。
1. 樹木葬の費用構造とは?
まず、樹木葬の費用には以下のようなものが含まれていることが多いです。
- 永代供養料(墓所の使用料)
- 墓所内の石板(彫刻含む)費用
- 埋葬・納骨の費用
- 年間管理費(※不要な場合もあり)
これらを合計すると、シンプルなプランでも数万円〜十数万円、寺院の格式や立地条件、使用する石材などによっては100万円を超える場合もあります。
2. なぜ安い? ― 低価格の樹木葬の特徴
費用が抑えられている樹木葬には、以下のような特徴があります。
◆ 樹木要素のない樹木葬(?)な墓地

「樹木葬」と表記されていても、実際は小さな石のプレートが整然と並べられた墓地で、木々に囲まれて自然と眠るという本来の樹木葬のイメージとは異なるケースもあります。
こうしたタイプは一般の墓地の空いたスペースに施工された「小型の個別墓」と捉えた方がよいかもしれません。
◆ 合祀(ごうし)タイプ
お一人ずつの区画を設けず、他の方のご遺骨と一緒に納める「合祀型」の樹木葬は、最も費用を抑えられる選択肢です。ただし、一度納骨するとお骨を取り出すことができず、将来的な供養の自由度は限定されます。
◆ アクセスの悪い立地
都市部から離れた山の中や、公共交通機関では行きづらい場所にある墓地は、土地代が安価なことから、樹木葬の費用も抑えられている傾向があります。
3. なぜ高い? ― 高額な樹木葬の背景
一方で、費用が高めに設定されている樹木葬には、次のような事情があります。
◆ 人気寺院の中にある樹木葬
有名な寺院や、歴史ある格式高いお寺の境内にある樹木葬墓地は、契約希望者が多く、受付数を調整するために費用を高めに設定していることがあります。信仰心や安心感を重視される方には人気です。
◆ 都市部や便利な場所に立地
都心や交通至便な場所にある墓地は、そもそも土地代が高いため、それに伴い樹木葬の費用も高額になる傾向にあります。
◆ 石材を多く使ったデザイン
樹木葬といえど、石材店が手がける場合は石材をふんだんに使う傾向があります。墓碑や区画を石で整備し、美観や耐久性を保つため、その分費用が上乗せされます。
4. 樹木葬=安い、とは限らない
「樹木葬=安価」というイメージは広く知られていますが、実際には希望する埋葬スタイルや供養内容によって、かかる費用は大きく変わってくるのが現状です。
もちろん、従来の石のお墓と比べればコンパクトで費用も抑えられる傾向にありますが、安さだけで判断せず、「自分が納得できる供養の形かどうか」を軸に考えることが大切です。
5. 「樹木葬でいい」と考える前に知っておきたいこと
SNSなどでは、
「私はお墓いらないから、樹木葬“で”いいわ」
という声を目にすることがあります。
ですが、ここで注意しておきたいのは――
樹木葬は、地方自治体の認可を受けた「墓地」に埋葬される、れっきとした“お墓”であるという点です。
そのため、「お墓を持つのは大げさだけど…」「簡易的に済ませたい」と思っている方が、いざ樹木葬の費用を見てみて、「思ったより高くてびっくりした」と感じられることも少なくありません。
「墓石がないから安い」「自然に還るから簡易的」といったイメージで検討されている方ほど、費用とのギャップに戸惑うケースがあります。樹木葬もまた、大切な人を納め、祈りを重ねていく場所。費用面も含めて、正しく理解したうえで選ぶことが大切です。
6. まとめ ― 「費用」だけでなく「供養の在り方」も大切に
樹木葬の価格には、多くの要素が関わっています。
- 立地の利便性
- 墓地の管理体制
- 寺院の格式や歴史
- 使用する石材の質や量
- 埋葬形式(個別 or 合祀)
これらを踏まえたうえで、ご自身やご家族にとって無理なく、心から納得できる樹木葬を選んでいただけたらと思います。
「いくらで探すか」ではなく、「どんな想いで眠りたいか」「どんな形で供養したいか」を起点に考えてみてはいかがでしょうか。
おわりに(自社PR)
ここからは、私たちカン綜合計画のご案内です。
私たちがご紹介している樹木葬は、京都市内の有名寺院(大本山の塔頭寺院)にありながら、費用をミドルクラスに抑えた樹木葬です。
「有名なお寺だと高そう」と思われる方もいらっしゃいますが、ご負担が大きくなりすぎないよう、価格設定にも配慮しています。
また、私たちは石材店ではございませんので、必要以上の石材は使用しておりません。
あくまで自然に還ることを大切にした設計を心がけ、緑に囲まれた、本来の意味での「樹木葬」をご案内しています。
「問い合わせはちょっとハードルが高い…」という方は、まずはホームページをご覧ください。
費用の詳細や景観の写真・動画、埋葬方法、永代期間、維持費など、気になる情報をすべて公開しています。
安心してご検討いただけるよう、情報開示には力を入れております。
カン綜合計画「京都の樹木葬ホームページ」👉https://jumokusou.jp/
墓石がなく、個別区画、自然に還る、京都大本山の樹木葬

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