生前でお墓の選択をしていることが大事【樹木葬案内日記更新】

2021/01/08

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
弊社は1月4日からの仕事始めとなっております。昨日今日と格段に寒さが増し、本格的に厳しい冬がやってきたと感じております。そろそろポケットにカイロを忍び込ませないと、外でのご案内が大変な季節になってまいりました。今週は3組5名の方にご見学にお越し頂きました。

建仁寺塔頭両足院の山道
建仁寺塔頭両足院の樹木葬地風景2

馴染みのある土地の馴染みのある場所で


建仁寺兵庫県在住夫婦用

ご主人が入院中ということで娘様とお二人でご見学にお越し頂きました。ご夫婦は兵庫県、娘様は結婚して関東在住。離れ離れで生活されていらっしゃいます。ご主人は元々建仁寺近くに住んでいて、建仁寺は自分の庭のように遊んでいて馴染み深い場所とのこと。ご夫婦も元々は京都に住んでおり、娘さんも大学までは京都に住んでいたとのことで、やはり京都が落ち着くと。娘も関東だし負担をかけたくないので樹木葬を探していたら建仁寺にあるということでここしかないと思って来た。お庭も綺麗だし、墓苑の雰囲気も木に囲まれて神聖な感じがしてとても気に入ったとのことでした。

正覚庵の広い境内地風景

夫が望んでいた理想に近い気がする樹木葬


東福寺京都府在住夫婦用

ご主人を昨年6月に亡くされたとのことで奥様お一人でご見学にお越し頂きました。娘様が一人いるが関東にいるので、このコロナの影響で年末も帰省せずとのことでした。夫が亡くなる前に石のお墓の下には入りたくないと言って亡くなったので、従来のお墓ではなく、樹木葬や散骨なども調べてたいらっしゃいました。しかし娘様が、散骨はお参りする場所がないからと嫌がったので樹木葬に絞り、いくつかの場所を見て回っているとのことでした。これまで見てきた樹木葬は全部石のプレートがあって、あまり普通のお墓と変わらないイメージだったが、ここでは直接土に埋葬するようになっているので、夫が望んでいた理想に近い気がするとのこと。また娘とも相談して、場合によっては娘も一緒に再度見学をお願いするかもとのことでした。

正覚庵

京都の樹木葬の案内人より


 

樹木葬を想像する

年末頃から最近多いなと思ったのが、故人が樹木葬を希望していたというお話を聞いたり、お墓に入りたくないと考えいたりして、その意志をご遺族にちゃんと伝えられているという方が増えてるなと感じました。樹木葬がいいという明確な希望されていれば、場所や金額などの条件に合う樹木葬の中から選べばいいだけですが、従来の石のお墓には入りたくないとなると樹木葬や散骨、宇宙葬などお骨の行き先の選択肢は広がります。

さらに、何も伝えておらずお墓もなければ残された方たちはさてどうしよう・・・?から始まります。京都の樹木葬でご契約いただいている方の57%は二人用あるいは一人用を生前でご契約されています。また、連れ合いを亡くされて自分も含めて二人用をご契約されている方が30%。合わせて87%の方が生前でご準備されてるということになります。残される方へ負担をかけたくないとの思いで樹木葬を選ばれる方が多いのですが、生前で準備するしないに関わらず、どうしてほしいかと伝えておくことも、負担をかけないための重要なことの一つだと思います。

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